こんにちは、弁護士の三宅です。
先日修習時代の同期とお酒を飲みました。現在、ある地方裁判所で裁判官としてがんばっている友人です。お酒を飲みながら、普段裁判で疑問に思っていることを聞きました。
それは、自賠責保険の等級についての判断がある場合に、相手の代理人がカルテ等を証拠として等級自体を否認する場合があるのですが、その場合の自賠責保険の等級認定の証拠価値です。
結論としては、裁判所は自賠責保険の判断を尊重して事実を認定する。しかし、自賠責保険が判断の前提としていた事実が証拠から認定できない場合は、裁判所は後遺障害等級を否定する。結局は、不可逆的な後遺障害存するかどうか証明の問題となるというものです。というのは、自賠責保険の判断は、専門的知見に基づく判断であり、専門家判断の証拠価値は尊重されるからだそうです。なお、専門家判断の証拠価値は①判断の基礎とした資料②前提とした事実が正しいと言えるのか③判断の前提とした専門的知見は最新かつ正確か④論理性が検討されるそうです。