一般に事故やケガの「後遺症」といわれるもののうち、一定の要件を満たしたものです。

その要件を分けて言いますと、
①交通事故によって受傷した精神的・肉体的な傷害(ケガ)のうち、
②一定の治療(概ね半年以上の期間)をしたのち、将来においても回復の見込めない状態となり(症状固定)、
③交通事故とその症状との間に相当因果関係が認められ、
④その症状の存在が医学的に証明ないし説明でき、
⑤労働能力の喪失(低下)を伴うもので、
⑥その程度が自賠法施行令の等級に該当するものといえます。

かなり厳格な要件を満たす必要があることが理解いただけると思います。何らかの後遺症がある=後遺障害認定されるということでは決してないのです。認定されるためには、被害者側で一定の症状の存在と事故との因果関係を立証しなければならないというのが現状です。

これは交通事故被害者にとって酷な話ですが、後遺症に苦しみながらも何が等級に該当するのかを知らず、症状や因果関係をうまく立証できなかったため等級非該当となっている方が少なくないのです。